ダブルスの動き方

はじめに

テニスを初めたばかりのビギナーの方に向けて基本的なダブルスの動きについて解説していきます。

テニスのダブルスでは、「前衛」「後衛」という2つの役割があります。

  • 前衛 サービスライン付近でボレー担当
  • 後衛 ベースライン付近でストローク担当

ペアの布陣も2パターンあり、ペアが両方前衛をする「平行陣」と、ペアが前衛と後衛にわかられる「雁行陣」があります。

左が「雁行陣」 右が「平行陣」

ボレーが上達していくにつれ、両方が前に出てプレッシャーをかける「平行陣」でプレーしていくことが多くなりますが、今回は基本的な動き方ということで、「雁行陣」でのダブルスの動きを説明をしていきます。

デュースサイドとアドバンテージサイド

テニスでは、ネットを正面に見て、右側のゾーンを指す「デュースサイド」と左側のゾーンを指す「アドバンテージサイド」があります。

※「フォアサイド」「バックサイド」と呼ばれることもあります。

ネットを正面にして右が「デュースサイド」、左が「アドバンテージサイド」

ダブルスが始まる前に、対戦相手と「サーブ側」と「リターン側」を決めますが、

その時「リターン側」はまずペア同士で’’どちらのサイドを守るか’’を決めてから、ゲームがスタートします。

※長年ペアを組んでいると、得意不得意でサイドは固定していきます。

ダブルスの動き方

ゲームのスタート時の陣形は以下のようになります。

ゲームスタート時

テニスのポイントは「0」「15」「30」「40」「ゲーム」と数え方が特殊ですが、簡単に言うと4ポイントを先に取ったほうが1ゲーム取ることができます。そのゲーム数を積み上げていき、規定ゲーム数(またはセット数)を先に取った方が勝者となります。

※プロやアマチュアの公式戦でも1セットは6ゲームに設定されることが多いです。

“必ずデュースサイドのサーブ”からゲームスタートしますが、どちらかが1ポイント取った場合、次のように全体が移動します。

そして、次のポイントが入ったときは以下のように移動します。

これを1ゲームの間繰り返していきます。この中で戦術によって立ち位置が変化していくのですが、今回はあくまで「基本」なので移動のみの説明で留めておきます。

サーブ、リターンの交替タイミングは?

サーブとリターンは1ゲームが終わるまで変わりません。サーバーは1人が連続して打ち、リターンはペアで1回ずつ交代で打っていきます。

1ゲームが終わると、相手ペアにサーブ権が移ります。その相手のサーブゲームが終わると自分たちにサーブ権が移ります。

こうして4ゲームで、順番に必ず1人1ゲーム、サーブを打つように回していきます。

チェンジエンド

どちらかが1ゲーム取った時、守っているコートを入れ替えます。

このタイミングは1ゲーム目、3ゲーム目、5ゲーム目と、奇数ゲーム終了時に交替します。

最後に

初めはダブルスの動きにも慣れないかと思います。単純にポイント間の動きを覚えたとしても、「試合の中でどうやって動くの??」という実践的な面はどうしても慣れるしかありません。

通っているスクールや、試合等で疑問に思った際は是非是非ご質問頂ければと思います。

ストロークやボレーの基礎が身につき、ダブルスの動きに慣れてゲームがこなせるようになれば、より一層テニスが楽しくなると思います。

是非テニス仲間の皆さんとダブルスを楽しんでください!!

是非シェアをしてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA